阪神・近本、不振も1番継続 21打席無安打「自分の仕事を見つめ直す」

[ 2019年6月18日 05:30 ]

岡山駅でファンのサインに応じる近本(撮影・坂田 高浩)
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 阪神は、18日から交流戦残り6試合となる楽天、西武と各3連戦を戦う。3連敗のチームとともに気がかりなのが21打席連続無安打で下降線をたどる近本光司外野手(24)だが、矢野燿大監督(50)は1番での継続起用を明言し、自らの力で現状を打破することを望んだ。

 交流戦は4勝6敗2分け。2年ぶりの勝ち越しはもちろん、その後に再開されるリーグ戦に向けても、リードオフマンである近本が大きな鍵を握っている。12日のソフトバンク戦の第2打席で右前打したのを最後に最近4試合、21打席安打なし。チームも3敗1分けで近本の成績がチームの成績に連動している。

 「自分の仕事を見つめ直してやっていきたい。自分にベクトルが向いて悪い方にいっているので、そこは相手とかを考えながらやっていきたい」

 打率・307、5本塁打、21打点と申し分ない成績で交流戦に突入したが、12試合で54打数9安打の同・167、1打点、0本塁打と大不振。打率は・278まで下降した。

 それでも、矢野監督の期待は不変だ。近本の打順変更の可能性を問われると「オレの中ではないね」と1番継続を明言。続けて「近本が機能していくというのがうちの打線のリズムになってくると思うので、きっかけが作れるようになれば。バットに当たれば何かが起こるバッター。どうしていくのかを見ていきたい」と自ら活路を開くことに期待した。

 巻き返しに向けカード初戦は是が非でも勝利が欲しい。そのためには先制点が必要で1番近本の出塁が大きく左右する。1番に入った近本が1打席目に出塁した試合は13試合あり8勝4敗1分け。さらに得点を記録した6試合は5勝1分けで、背番号5が猛虎に勢いを呼ぶことが分かる。

 18日の舞台となる倉敷は、近本にとっては縁起のいい土地でもある。大阪ガスに在籍した昨年4月のJABA岡山大会で、球場こそ違うが3本塁打を記録。首位打者にも輝いた。好データを生かし、まずは初回の第1打席で連続無安打を止め、上昇気流に乗るきっかけをつかみたいところだ。

 楽天には、社高の2学年後輩で、昨秋ドラフトで阪神も外れ1位で指名し抽選で逃した辰己がおり、先輩としても負けられない。近本にとっては正念場。真価が問われる戦いになる。(長谷川 凡記)

○…社高OBの近本と楽天・辰己を応援しようと同校OBを中心に総勢160人の応援団が19、20日の甲子園で声援を送る。近本は「応援に来てくださるのは知っています。うれしいですね。あとは結果を出すだけなので頑張りたい」とバットで感謝を伝える構えだ。同校野球部OB会長の竹中和彦さんは「社からプロに行った人はいるけど、甲子園で対戦するというのはなかなかない。OBだけでなく社の地域の人たちも楽しみにしています」と心待ちの様子。両日は2人の名前が印字された横断幕も掲げられる。

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