阪神・高橋遥、稲葉監督に快投見せる「勝てるピッチングがしたい」

[ 2019年6月18日 05:30 ]

外野フェンス沿いを走る高橋遥(撮影・坂田 高浩)
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 未来を切り拓く快投を見せる。阪神の高橋遥人投手(23)が20日の楽天戦で今季6度目の先発予定。同戦は侍ジャパンの稲葉監督が視察予定で、大器の片りんを見せつけ、将来的な日本代表入りにもつなげたい。

 「意識することは全然ない。試合に集中したいので。勝てるピッチングがしたいです」

 がむしゃらに腕を振る2年目左腕にとって、代表入りなど夢のような話。目の前の試合で結果を出すことだけに全神経を注ぎ「試合をつくりながら、勝っている状態でマウンドを下りられるようにしたい」と意気込んだ。

 それでも、周囲の評価は違う。矢野監督も金本前監督も素質を絶賛してきた金の卵。球速以上の伸びを感じさせる直球に磨きがかかっておりカットボール、チェンジアップなどの変化球も十分通用するレベルに成長してきた。13日ソフトバンク戦ではグラシアルに3ランを浴び今季初黒星を喫したが6回まで1安打投球。敵将の工藤監督に「素晴らしい投球をしていた。よく3点も取った」と舌を巻かせた。

 来年、東京五輪に臨む稲葉監督は各球団の若手にも注視。“侍大将”の脳裏に焼き付くような鮮烈な投球を狙う。(山添 晴治)

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2019年6月18日のニュース