ダル チーム33年ぶり、先発7戦連続勝敗付かずも新球手応え

[ 2019年6月7日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス9―8ロッキーズ ( 2019年6月5日    シカゴ )

<カブス・ロッキーズ>先発し、6回途中3失点だったダルビッシュ(AP)
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 ダルビッシュは5回1/3を3安打3失点(自責点2)で、勝敗は付かなかった。3―0で迎えた6回、アレナドに適時打を許し1点を返されたところで降板。後続が追い付かれ、勝利投手の権利は消えた。

 5月4日のカージナルス戦から、この日まで、先発7試合連続で勝敗が付かず。カブスの先発投手としては、1986年のスティーブ・トラウト以来、2人目となる珍記録に。ただストライク率は69%、18個の空振りを奪うなど、投球内容は上向き。新球、浮き上がるカット気味のフォーシームも披露し、手応えを口にした。

 3回2死。1番タピアに1ストライクから投げた2球目、93マイル(約150キロ)のフォーシームが打者の手元で浮き上がり、バットに空を切らせた。

 「前の試合中に、ボールを持っていて、これで長く持って投げたら、カットっぽい真っすぐを投げられるんじゃないかと。左打者のインコースとか、真ん中高めに投げればちょっと浮く。安定して投げられれば、(沈む)カッターとの相乗効果になる。どっちにも絞れなくなると、ツーシームとかもっと嫌がってくると思う」

 2回は先頭マーフィーに10球もファウルで粘られたが、64マイル(約103キロ)のスローカーブ、78マイル(約126キロ)のカーブ、88マイル(約142キロ)のカットボール、91マイル(約146キロ)のスプリットなどを駆使。最後は足の上げ方を変えて、86マイル(約138キロ)のスライダーで空振り三振に斬っていた。多彩な変化球がやはり持ち味だ。

 今季、軸にしているのは、被打率・182、空振り率40・1%で、いつでもストライクゾーンに投げられる自信を持つカットボール。だがそればかりだと、打たれる確率が高くなる。他の球種をいかに混ぜるかがポイントなのだが、新たにカット気味のフォーシームを試した。

 「昔ヤフードームのオールスターで浮き上がるカッターを投げたことがある。それに近いけど、それよりも精度が高い。高めは一瞬迷うので、(打者が)みんな遅れる」

 チームは9―8と最終的に競り勝った。勝敗の付かない登板が続くが「記録を目指したい。(メジャー)最長でどれくらい勝ち負けなしがあったか調べてください」と冗談交じりに。もっとも本音も漏れ「勝ちは付きたいですけど、防御率もだんだん下がってきている。それが励みになるかな」とぽつり。4・88とようやく4点台になったことに少しだけ安どしていた。(奥田秀樹通信員)

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