九共大 福工大下し勝ち点4 1年・大上が決勝2点打

[ 2019年5月14日 10:24 ]

福岡六大学野球   九共大9―4福工大 ( 2019年5月13日    福工大球場 )

<九共大・福工大>決勝打を放った大上
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 第4週3日目の1試合が行われ、九共大が福工大を9―4で下して、通算8勝2敗で勝ち点4とした。同点で迎えた5回に大上海璃内野手(1年)が決勝の2点打を放った。九共大と九産大が勝ち点4で並び、優勝の行方は18日からの直接対決に持ち越された。

 負ければ九産大の春6連覇が決まる一戦で1年生の大上が意地を見せた。4―4の5回2死一、二塁、外角の直球を捉えて中越え2点二塁打。「(1番の)石原さんに回そうと思った。前の打席が(引っ張って)二ゴロだったので逆方向を意識した」。狙い通りの一打に塁上ではガッツポーズが出た。

 前日12日の第2戦で3―7と敗れ、崖っ縁に立たされた。試合後のミーティングでナインは「切り替えて明日絶対勝ちましょう」と意思確認。4回に先発の山城が自らの失策から崩れ、3点リードを追いつかれる苦しい展開だったが、大上のバットが振り払った。

 上原忠監督から「思い切りがいい」と評価され、1年生では唯一開幕から全試合スタメン出場している。4月21日の福教大戦では4安打の固め打ち。遊撃の守備では「少しでも近づけるように」とソフトバンク・今宮を目標にしている。「先輩方にいい思いをしてもらいたい」と九産大との最終週の決戦へ向けて気持ちを高めた。

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2019年5月14日のニュース