熊本本震3年…熊本ゴールデンラークス田中監督の思い「これからです」

[ 2019年4月16日 18:48 ]

 東都大学野球が開催中の神宮球場に、社会人野球の日立市長杯を終えた熊本ゴールデンラークスの田中敏弘監督が顔を見せた。大学生のプレーに目を光らせながら3年前の4月16日のことを思い出していた。

 16年4月14日に最初の震度7の地震に見舞われ16日未明に同じ規模の本震に襲われた。「3年前のきょうですね。ちょうど岡山大会に出ていて熊本に戻って、ビルの倒壊を見てどうやって死のうかと思いましたよ」と話した。スーパーの鮮ど市場を経営しており、本店ビルの1階部分が押しつぶされ、多くの店舗も被害に遭っていた。「もし東日本大震災の起きた時間(午後2時46分)だったらお客さん、社員が下敷きになっていたんじゃないか。未明で店は閉まっていたからまだよかった。昼間に起きていたらと考えただけでぞっとします」と振り返った。

 震災から3年。熊本のシンボル熊本城の修復は進んでいるがまだ完成は先の話。もちろん不自由な生活を強いられている人も多い。「これからです。野球で元気づけられたら」と田中監督。当時は野球どころではなく部員全員を班に分けボランティア活動に汗を流した。その活動が認められ同年の都市対抗野球大会では「地域の元気 総務大臣賞」の表彰を受けた。今年も夏の祭典、都市対抗の予選が間もなく始まる。

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