涌井「いつも四球を出す人なので…」“マリンの風”追い風にフライアウト13個 9年ぶり無四球完封

[ 2019年4月16日 22:07 ]

パ・リーグ   ロッテ6―0ソフトバンク ( 2019年4月16日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>完封で勝利しグラブを叩く涌井 (撮影・白鳥 佳樹)
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 ロッテ・涌井は9回2死、牧原を直球で遊ゴロに仕留めて3回2死二塁から19者連続アウトに打ち取った。今季3試合目での初勝利は西武時代の2010年7月16日のロッテ戦(千葉マリン)以来9年ぶりの無四球完封勝利になった。

 「いつも四球を出す人なので…。きょうはそれがなかったことが、よかったですね」

 32歳の技術と決断が生きた。今季初先発だった2日の西武戦で4回5失点。「コースを狙い、カウント不利になった。四球よりはヒットだと思った」。この開き直りに「追い風」も吹く。バックネットに当たる風が、投手へ跳ね返るZOZOマリン特有の風。「低く押さえつけて投げると球が浮く」と涌井。最速146キロの浮く球で押し27アウトのうち、13個までがフライアウトだった。

 「次回も9回、投げきりたい」。連敗を4で止めたのはやはり頼れるエースだった。

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