オリックスなら「捕手頓宮」 チームの危機を救う“急造捕手”

[ 2019年4月8日 09:00 ]

オリックスの頓宮
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 7日のオリックス―楽天戦は、記者席で異様な盛り上がりとなった。9回、楽天が捕手の足立に代打を送り、捕手登録の選手がベンチにいなくなる事態。そこでマスクをかぶったのが銀次だった。06年の入団時は捕手というが、かなり過去の話で忘れていた野球ファンも多いだろう。1軍では初出場だった。

 オリックスは9回、2死から出塁した西浦が二盗を試みるも、銀次に刺されてまさかの盗塁死。西村監督は「その後も塁に出たら仕掛けようと考えていた」と話したが、その後は1人の走者も出せず、銀次に花を持たせてしまった格好だ。

 “急造捕手”というのは、過去にも例がある。巨人時代の09年9月4日のヤクルト戦で、内野手登録の木村拓也さんが、延長12回からマスクをかぶったのは印象的だ。捕手での出場は広島時代の99年以来だったが、無失点で引き分けに持ち込んだ。チームの危機を救ったという点では、銀次も同様だ。

 年に何回もあるケースではないが、捕手2人制を敷いているチームなら、あり得る話だ。オリックスも現状の捕手は若月と伏見の2人。風岡ヘッドコーチは「そうなれば頓宮」と指名する。頓宮は昨年まで亜大で捕手を務めており、ブランクは少ない。ただ、宮崎キャンプ中に捕手の練習を一度もしなかったことがあり、風岡ヘッドコーチは「ケガが怖い。(頓宮を捕手で出す)そうならないようにしたい」と話した。確かに、銀次もファウルが体に当たり、悶絶する一幕があった。ここまで全試合で先発出場するなど、頓宮は今や三塁のレギュラー。本人も「あまり考えていないです。もし、そうなったら…」と、捕手での緊急出場は頭になく、コメントに困っていた。

 捕手3人制を敷く場合、どうしても3人目の捕手を使いづらくなるのは事実だ。頓宮がいることで、捕手2人制が成立し、ベンチ入り枠を有効に使えている。果たして「捕手頓宮」は、いつかあるだろうか。(オリックス担当 鶴崎唯史)

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