ロッテ・高浜、犠飛→中継の隙突いた好走塁 2年目“井口イズム”浸透

[ 2019年2月17日 08:30 ]

練習試合   ロッテ4―1楽天 ( 2019年2月16日    金武 )

6回1死一、三塁 安田の左犠飛で三塁走者・菅野が生還する間に二進する一塁走者・高浜(撮影・三島 英忠)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】就任2年目を迎え、井口イズムはロッテナインに浸透してきた。3―0の6回無死一、三塁。安田の左犠飛で、楽天は左翼→遊撃→捕手と中継し、本塁でアウトを狙う。一塁走者の高浜はこの隙を突いて二塁を奪った。

 「内野手なので中継が本塁へ投げる体勢、点差を考えました」

 この場合、カットマンは二塁送球も選べる。一塁走者は二塁を狙いにくいが、3点差の6回ならばこれ以上の失点は許されない。得点にはつながらなかったが「走塁改革」を体現する好走塁だった。

 根元一塁コーチは「行けるところまで出ておけ」と高浜に言った。石垣島キャンプのシート打撃では常に「一、三塁」や「二、三塁」を想定していた。アウトでも、次の塁を狙わせた。1点リードの初回1死一塁では、中村奨の盗塁を起点に2点目が生まれた。「走塁は先の塁を奪う。きっちりとやってくれている」と井口監督。対外試合5連勝と、まいてきた種は花を咲かせつつある。(福浦 健太郎)

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2019年2月17日のニュース