「野球に人生を捧げた人だった」 阪神などのスカウト部門で尽力、岡田悦哉氏を偲ぶ会

[ 2019年1月16日 16:43 ]

岡田悦哉氏を偲ぶ会が行われ、祭壇の遺影に170人が献花した
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 プロ、アマ野球で幅広く活躍し昨年8月11日に死去した岡田悦哉氏(英津也、享年87)を偲ぶ会が16日、都内のホテルで行われた。

 岡田氏は岡山・関西から明大に進み社会人の丸善石油(松山市)では監督兼選手として都市対抗を制覇。銚子商コーチ、大東文化大の監督も務め、その後は故根本陸夫氏の勧めでプロ野球の世界に転身。広島、西武、中日で二軍監督やスカウト部長などを歴任しチームの強化に尽力した。

 西武時代は根本氏の、中日、そして阪神では非常勤スカウト顧問として故星野仙一氏の懐刀としてドラフトなどで選手獲得に力を発揮した。東北福祉大の強化にも力を入れ、同大学出身の花咲徳栄・岩井隆監督、八戸学院光星の仲井宗基監督、明秀学園日立の金沢成奉監督らが顔を揃えた。

 西武入団時、岡田氏が二軍監督だった渡辺久信GMや森繁和前中日監督ら同氏から指導を受けた若かりし日の思い出話に花を咲かせ、発起人の一人でもある元中大監督の宮井勝成氏が「私もそうだが岡田君も野球バカ。本当に野球に人生を捧げた人だった」と故人を偲んでいた。

 <偲ぶ会発起人>土井淳(明大野球部OB会・駿台倶楽部会長)善波達也(明大野球部監督)宮井勝成(元中大監督)森繁和(前中日監督)辻発彦(西武監督)福良淳一(前オリックス監督)工藤公康(ソフトバンク監督)矢野燿大(阪神監督)金本知憲(前阪神監督)和田一浩(野球評論家)

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2019年1月16日のニュース