ソフトB 松田 初のプールトレーニング導入「効果はメチャメチャある」

[ 2019年1月16日 05:30 ]

プール・トレーニングを終えて熱男パフォーマンスする(右から)松田宣、周東、吉住
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 熱男の「進化」は止まらない。ソフトバンク・松田宣浩内野手(35)が15日、グアムで自主トレを公開した。5年連続全試合出場、7年連続8回目のゴールデングラブ賞、2年連続ベストナインを目標に掲げ、初めてプールトレーニングを導入。14年目のシーズンもキャリアハイを目指す。

 “世界水泳”ばりの熱い戦いが繰り広げられた。35歳の松田宣は18歳の吉住、22歳の周東という2年目コンビに「陸では負けても、水中では負けん」とパワー全開。約20メートルのプールで10歳以上若い2人と競い合った。

 14年目シーズンを前に初めてプールトレーニングを取り入れた。「凄い圧がかかる。効果はメチャメチャある」。水中でウオーキング、ダッシュ、もも上げ、さらにクロールやバタ足など全身運動とされる水泳をメニューに組み込んだ。同行しているトータル・ワークアウトの小林トレーナーは「水中では陸上の10倍、圧力がかかる。クールダウンも含めて、楽しくやれるメニュー」と説明。午前は陸上で100メートルのインターバル走、坂道ダッシュなど、たっぷり走り込んでおり、1年間戦い抜く体づくりを順調に進めている。

 今季は5年連続全試合出場、7年連続8回目のゴールデングラブ賞、2年連続のベストナインを目標に掲げる。特にこだわるのは、三塁手としてセパ両リーグ合わせて最多受賞となるゴールデングラブ賞だ。「サードで名前を残せるチャンス。自分でつかみにいきたい」。そのためにも開幕ダッシュを決めて打ちまくり“定位置”の三塁を守り抜く。

 通算1500安打まで残り1本。「開幕戦の福岡で決めて(区切りの数字に達し)ガンガン打って、4、5月に貯金をつくりたい」。メモリアル安打で勢いに乗る構え。通算1500試合出場も残り7試合、通算250本塁打も残り6本塁打に迫る。「その先には2000試合出場、2000安打、300本塁打がある。まだ体も元気だし、究極の目標に近づきたい」。ソフトバンクの元気印、熱男がビッグな夢を見据えた。

 ○…ソフトバンクの2年目コンビが必死に熱男に食らいつく。意識的にタンパク質を摂取する食事にも挑戦中。17年ドラフト1位・吉住は「増量するつもりだったけど、逆に締まっている気がする。内容が濃すぎ」と充実した表情だ。育成選手の周東はティー打撃で松田宣からバットの出し方などアドバイスを受け「まずは支配下登録のスタートラインに立つこと」と力を込めた。

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2019年1月16日のニュース