高田GM笑顔で“卒業”「リーグ優勝果たせず申し訳ない」 DeNA、GM制は廃止

[ 2018年10月12日 15:22 ]

退任会見でDeNAの南場智子オーナー(左)から花束を受け取った高田繁GM
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 DeNAの高田繁GM(73)が12日、横浜市内の球団事務所で退任会見を開いた。就任時は2年間の任期を予定していたが、球団が慰留し続けていた。7年間を振り返り「5年でリーグ優勝という公約を果たせなかった。今年は期待が大きかっただけに、申し訳ない」と現在の心境を口にした。

 自身の年齢も退任の大きな理由で「GMの仕事を続けるのには体力的にも精神的にもきついと感じていた。年齢を考えたら、自分自身にご苦労さまという気持ち。ずっとプロの世界にに関わってきて50年間。本当に幸せだった。元気で胸を張って卒業します」と笑顔をみせた。

 今月25日のドラフト会議がGMとして最後の仕事になる。今後は、親会社のディー・エヌ・エーのフェローに就任し、イベント参加や経営に関するアドバイスなどを行う。球団の編成部門は、三原一晃代表をトップとし、吉田GM補佐兼スカウト部長が代表補佐としてサポート役。さらに、進藤編成部長ら複数の担当者が職務を分担することになる。三原代表は「今後はGMのポストは廃止して、組織で対応してカバーしていく」と説明した。

 高田GMは退任後、年内に行われるアマチュア指導の資格回復研修を受けることを明かし「仕事ではなくアマチュアの現場でアドバイスしていきたい」と話した。

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2018年10月12日のニュース