元ロッテ・金田留広氏 死去 兄・正一氏指揮の74年日本一に貢献

[ 2018年10月12日 05:30 ]

ロッテで活躍した金田留広氏(1977年撮影)
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 東映(現日本ハム)、ロッテで最多勝に輝いた金田留広(かねだ・とめひろ)氏が2日に死去した。71歳だった。愛知県出身。葬儀・告別式は10日に近親者のみで行った。

 400勝投手の金田正一氏(85)の実弟で、愛知高、愛知学院大中退を経て日本通運から69年にドラフト4位で東映に入団。72年に20勝を挙げて最多勝。兄が指揮するロッテに移籍した74年は16勝で2度目のタイトル。同年はリーグ優勝、日本シリーズ制覇に貢献し、MVPにも選ばれた。79年に広島に移籍し、81年に引退。通算成績は434試合に登板し、128勝109敗2セーブ、防御率3・25。大リーグではニークロ兄弟(兄フィル=318勝、弟ジョー=221勝)が539勝を挙げているが、日本プロ野球で兄弟528勝は最多となる。

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