ギータ シート特大弾 30歳さらに!王さん絶賛「凄いね。一番乗っている」

[ 2018年10月12日 05:30 ]

シート打撃で中越え本塁打を放つ柳田(撮影・中村 達也)
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 三十路、一発目も豪快だった。13日開幕の日本ハムとのCSファーストSに向け、ヤフオクドームで行われたソフトバンクの全体練習。柳田はシート打撃でバンデンハークの150キロ直球を捉え、バックスクリーン左に運んだ。推定飛距離130メートルの特大弾。9日に誕生日を迎え、30歳となった柳田のフルスイングは凄みを増すばかりだ。

 王貞治球団会長は「凄いね。シーズンの好調を維持してくれている。スピードある球を打って、あさってからだね」と舌を巻いた。“世界の王”も絶賛する特大アーチ。「肉体的にも関係ないし、彼が一番乗っているところ。どこまでいけるかチャレンジしてほしいね」。30歳を迎えた主砲のさらなる活躍を期待している。

 今季は打率・352で終了し、3年ぶりの首位打者獲得が決定的。この日は変化球を中前に運ぶ安打もあり2打数2安打。工藤監督も「さすが。ヒットも変化球をうまく打ってセンターに運んだし、長打も魅力だし、足も魅力。(状態は)順調です」とうなずいた。

 3日のロッテ戦でスライディングした際に右膝を打撲し、大事を取って今季最終戦だった8日の同戦を欠場した。「休んだから大丈夫です」と柳田。9月には左側頭部に打球を受けたが、脳振とう特例措置で最短で復帰した。昨季は右脇腹痛でCSファイナルSの第5戦からの出場だっただけに、柳田が準備万端で迎えられることは心強い。ギータがフルスイングでCS突破へ導く。

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