ソフトB サヨナラ負け 初の沖縄で連敗 工藤監督「次のゲームがある 切り替えて」

[ 2018年6月28日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―3日本ハム ( 2018年6月27日    那覇 )

選手交代を告げる工藤監督(撮影・岡田 丈靖)
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 沖縄での初勝利はお預けとなった。ソフトバンクは27日、日本ハムに2―3でサヨナラ負け。球団が創設80年にして初めて沖縄で臨んだ公式戦に2連敗した。2点リードの9回に登板した守護神・森唯斗投手(26)がまさかの乱調。最後は2死満塁から押し出し四球を与えた。

 あと1死からの悪夢だった。2点リードの9回、守護神・森がマウンドに上がった。アルシアに一発を許し1点差とされながら2死を奪う。そこから安打、死球でピンチを広げ、代打・田中賢に同点打を許した。さらに四球で満塁とされ、最後は大田に1球もストライクが入らず、押し出し四球。逆転サヨナラ負けに、右腕は「どうしようもない」と肩を落とすしかなかった。

 サファテが不在の中、森は今季、16セーブを挙げている。工藤監督も「こういうこともある。負けた責任は僕にある。これからも競った試合は多くなるので、強い気持ちを持ってほしい。(最終回を)任せます」と責めず、今後もクローザーとして起用することを明言した。

 先発の摂津が6回まで無失点。モイネロ、加治屋と無失点でつないで最終回を迎えた。ここで「あと1回」を抑える難しさを痛感する一戦になった。倉野投手統括コーチは「(森は)攻めた結果なので。疲れは特に(影響は)ないと思う。これからも信頼して使う」と話した。

 球団創設80年で初の沖縄での試合。前夜は打線が2安打に封じられ完封負け。そして、この日は今季3度目のサヨナラ負け。2連敗で沖縄初勝利はお預けになった。2位・日本ハムとのゲーム差は3に広がった。工藤監督は「次のゲームがある。切り替えてやってほしい」と前を向いた。敗戦を引きずらず、本拠地に戻って仕切り直すしかない。

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2018年6月28日のニュース