阪神 ナバーロ 1軍デビューは秒読み段階 矢野2軍監督「守備もそつなくやる印象」

[ 2018年6月28日 05:30 ]

6回表1死、茶谷の中前安打を三塁へ送球し走者・三森を捕殺するナバーロ(撮影・後藤 正志)
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 阪神に新加入したエフレン・ナバーロ内野手(32=カブス傘下3A)が27日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦に「3番・中堅」で出場し、実戦デビューから2日連続の安打を放った。

 先頭打者だった3回、左腕・笠原の135キロ直球を捉え、きれいに二遊間を抜く中前打。初回1死三塁では遊ゴロで打点を挙げるなど、そつのない打撃を見せつけた。「自分が期待していた結果は出なかったが、この調子を維持していきたい」と1安打には不満そうな表情。4回には右下手投げの高橋礼と対戦し、「日本の投手の球を見ていこうと思った」と経験を積むなど収穫もあったようだ。

 守備では6回1死一、二塁からの中前打で一塁走者の三塁進塁を阻止し、来日初補殺を記録。低いバウンドの正確な送球に「刺せるチャンスが来たら刺したいと思っている」と胸を張り、矢野2軍監督も「守備もそつなくやる印象だし、肩も一定レベルはある。打撃もある程度対応できると思う」と評価した。

 着実に日本野球を吸収中で、「まだまだ適応していく余地がある」とさらなるレベルアップにも意欲的。昇格の目安とされていた29日からのヤクルト戦での昇格の前倒しも十分にいけそうで、1軍デビューは秒読み段階に入った。

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2018年6月28日のニュース