鉄人・衣笠さんに別れ…緒方監督「秋にはリーグ優勝、日本一の報告を」

衣笠祥雄氏のお別れ会で献花する広島ナイン（撮影・北條　貴史）
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　今年４月２３日に亡くなった衣笠祥雄さんのお別れ会が２８日、広島市内のホテルで行われ、広島の首脳陣、選手らが参列し献花した。緒方監督は「１番の思い出は監督に就任した１年目のときに、“結果を恐れずにやりなさい”と言っていただいたこと。日本人の４番を育てたいねと熱く語っていた。今こうして、４番として鈴木誠也が成長していることは喜んでいらっしゃると思う」と振り返った。現在、チームは２位・ヤクルトに６・５差と独走態勢を築きつつあり、「秋には、リーグ優勝、日本一の報告をしたい」と決意を新たにした。

　同氏と同じ平安高校出身の赤松真人外野手（３５）は、「僕が病気して入院しているときに、病室まで足を運んでいただいて、ありがたいというか驚きだった」と胃がんと戦っていた当時の激励を思い出した。「数少ない会話の中で、一生懸命やれ、結果を出せ、怪我をするなと。この３つは頭に残っている」と“鉄人”からの金言を改めて胸に刻んだ。