【追球】雨に泣いた西武バッテリー 勝負急いだ代償大きく…

[ 2018年6月24日 09:50 ]

パ・リーグ   西武3―4ロッテ ( 2018年6月23日    ZOZOマリン )

<ロ・西>3回2死、井上(左)に右越えの逆転満塁弾を浴びた今井は打球の行方を見守る(撮影・木村 揚輔)
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 【追球ズーム ここにFOCUS】試合前から降り続いた雨が西武バッテリーの焦りを呼び、痛恨の逆転満塁弾を浴びた。3―0の3回2死満塁で、先発の今井は井上に8球連続のオール直球勝負。最後は151キロを右翼に運ばれた。

 「自分が真っすぐで押しすぎた。勝負が早かった」と捕手の岡田。この回は16分間の中断後に再開され、ぬかるむマウンドに苦しむ今井は3四球でピンチを招いた。早くアウトを取りたい。リードのあるうちに試合を進めたい。そんな心理が落とし穴に。5回表で降雨コールドゲームとなり、敗戦。勝負を急いだ代償は大きかった。

 「間違っても本塁打は駄目。厳しいところを突いて(押し出し)四球でもいい」と辻監督。1球に泣いてプロ初黒星を喫し、球団初のデビューからの2連勝を逃した今井は「満塁で打たれたのは自分の責任。勉強になった」と唇をかんだ。 (鈴木 勝巳)

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2018年6月24日のニュース