どうなる誤審問題…当該プレーから試合やり直し、プロ野球では過去に1度だけ

[ 2018年6月24日 09:35 ]

パ・リーグ   オリックス―ソフトバンク(雨天中止) ( 2018年6月23日    ほっと神戸 )

会見するオリックス・長村球団本部長(撮影・成瀬 徹) 
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 22日のオリックス―ソフトバンク10回戦(ほっと神戸)の試合後に審判団が誤審を認めたことを受け、日本野球機構(NPB)は23日、ほっと神戸で友寄正人審判長(60)と仲野和男パ・リーグ統括(57)らがオリックスに謝罪。NPBは試合は成立しており、記録の訂正は行わないとしているが、オリックス側は誤審があった場面から試合をやり直すように要望を出した。

 仲野統括は試合続行に関し「規約にのっとれば認められない」との見解を示したが、プロ野球では過去1度だけ、1954年6月16日の近鉄―東映戦でインフィールドフライの判定を巡って当該プレーからやり直した例がある。その試合では、7回裏無死一、二塁、多田(近)の二塁後方への飛球に宣告されたインフィールドフライを巡って紛糾。1時間23分の中断を経て試合は東映が勝ったが、不服とする近鉄が無効試合を提訴。パ・リーグは無効試合を退ける一方、当該プレーからの試合やり直しを決定した。なお、8月10日に行われた“再試合”も東映が勝っている。

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