張本勲氏「選手が審判を信用できない」 ビデオ検証での誤審に一喝

[ 2018年6月24日 09:00 ]

野球評論家の張本勲氏
Photo By スポニチ

 野球評論家の張本勲氏(77)が24日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)の生放送に出演。22日のオリックス―ソフトバンク戦の延長10回、ソフトバンク・中村晃が放った右翼ポール際への飛球について、試合後に審判団が誤審を認めたことについて言及した。

 中村晃の放った打球はいったんはファウルと判定されるも、ソフトバンク・工藤監督のリクエストによるリプレー検証で判定が覆って決勝2ランに。しかし、試合後に審判団が映像を約20分かけて見直し、責任審判の佐々木昌信二塁塁審が「判定が正確ではなかった」と認める異例の事態に発展。試合は成立し、記録の訂正もなかった。

 張本氏は「喝ですよ。日本のアンパイアは下手になったね。世界一だったのに」と苦言を呈し、「裁判長が判決を下して覆すようなこと。こういうことが起きると選手が審判を信用できない」と一喝した。

 ゲスト出演した前ヤクルト監督の真中満氏(47)は「ちなみに張本さんがお好きじゃないメジャーリーグでは、(ビデオ検証では)第三者が判断するから公平にできる。そういう制度を作るべきですよね」とコメント。張本氏も同調し「(日本の審判団は)4人制ですから。人件費がかかるのは分かるけど、(外野に)線審を置かなければならないですよ」と提言していた。

続きを表示

2018年6月24日のニュース