【京都】皆勤出場の西京、同志社、山城が健闘誓う

[ 2018年6月24日 09:10 ]

第100回全国高校野球選手権記念・京都大会抽選会 ( 2018年6月23日    京都外国語大学森田記念講堂 )

京都大会の抽選を終え、健闘を誓い合う(左から)西京・田中優平、同志社・藤原朋生、山城・松永大毅の3主将
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 1915年の第1回大会から地方大会皆勤出場を続けている京都の3校が健闘を誓い合った。

 春3度、夏4度の甲子園出場がある西京は、7月8日の1回戦で菟道(とどう)と対戦。OBの支援が厚く、今年の冬はグラウンドへ新たに黒土を入れてもらった。田中優平主将は「ずば抜けた選手はいないが、バントやエンドランといったプレーでベンチ一体となって盛り上げていく。いい環境でやらせてもらっているので恩返ししたい」と話し、全力プレーを約束した。

 戦前の1919年夏と1924年夏に出場している同志社は、7月10日の2回戦で京都学園と初戦を迎える。藤原朋生主将は「相手も決まってモチベーションが上がります」と話す。伝統校であることを示すように練習試合や合宿にはOBが多く訪れ、中には選手全員の名前を覚えてくれている人もいるという。

 今回は全国大会の開会式で地方大会皆勤出場校の主将が入場行進に招待されている。藤原は「自分だけで行くとは思っていない。全員で甲子園の土を踏めるようにしたい」と力を込めた。

 夏3度の甲子園出場を誇る山城は、7月12日の2回戦で東宇治―城南菱創(じょうなんりょうそう)の勝者と激突。松永大毅主将は「日程も決まって気が引き締まります」と気合を入れる。

 公立校でグラウンドを共用するサッカー部や陸上部は全国大会で実績があり、刺激を受ける存在だ。練習時間は長くても3時間のため、どうすれば短い練習時間でも恵まれた学校と戦えるかを考えてきた。

 部室にはOBで元阪神監督の吉田義男氏が記した「栄冠は君に輝く」の色紙が飾られている。松永は「どんな相手にも自分たちの野球をやるだけです」と一戦必勝で臨む。

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2018年6月24日のニュース