ヤクルト、柳田封じて“主ヤク”頂く!ソフトBと交流戦「頂上対決」

[ 2018年6月5日 08:39 ]

小川(左)と並んでダッシュする石川(撮影・尾崎 有希)
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 ギータ封じで「主ヤク」になる。5連勝で交流戦2位のヤクルトは、5日から交流戦負けなしの6連勝で首位のソフトバンクを本拠地に迎えて3連戦を行う。初の交流戦勝率1位を目指す上で、最大の難関。特に4番の柳田を封じるかが鍵を握る。石井投手コーチはこう話した。

 「スイングが速いのは共通認識。ミーティングでも内角を使っていこうというのは、しっかり話そうと思います。(狭い)神宮ですし(内角で)ホームランと打ち取れるのは背中合わせ。でも外だけでは抑えられない」

 3冠王を狙える実力に、球宴ファン投票中間発表では、他の追随を許さない22万票超えで絶大な人気も誇る柳田。最強打者は今季、内角の高めは打率・167、低めは・000で内角攻めは有効と言える。ただ内角の真ん中は4割超え。石井コーチが話すように紙一重のせめぎ合いになる。

 第1戦で先発するベテラン左腕の石川はリベンジを誓う。昨季は2戦目に先発し、柳田に3ランを被弾。失点はこの一発だけで黒星を喫した。チームも3連敗しただけに「大きいのを打たれないように。いろいろなボール(球種)を、いろいろなコースに投げて抑えたい」と力を込めた。

 パ高セ低の中で唯一善戦しているヤクルト。リーグでも最下位ながら2位以下が借金生活の大混戦で、2位・DeNAまで2ゲーム差に迫っている。6連勝ならリーグ優勝した15年以来3年ぶりだ。石川は「勢いに乗って勝ちたい。臆することなく向かっていきたい」と気合を入れ直した。(細川 真里)

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2018年6月5日のニュース