慶大、完全V逃し涙 早大に零敗 悔しさバネに全日本選手権へ

[ 2018年6月5日 05:30 ]

東京六大学野球   慶大0―1早大 ( 2018年6月4日    神宮 )

大久保監督、河合主将、長谷山塾長を乗せたオープンカーを先頭に青山通りをパレードする慶大ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 早慶3回戦が行われ、すでに優勝を決めている慶大は早大に0―1で敗れて勝ち点5を逃した。早大は勝ち点3。全日程が終了し、ベストナインと表彰選手が決まった。

 延長11回の末に零敗し、慶大最後の打者・小原は涙した。優勝しても、早慶戦の勝敗は格別なことを物語った。大久保秀昭監督は「あと一本が出なかった。でも選手はよく頑張った」とかばった。

 完全Vは逃したが、11日に開幕する全日本大学選手権での31年ぶり日本一という次の目標がある。24イニング無得点で今季を終え、指揮官は「1年生に完封リレーされた。いろいろ感じてほしい」と奮起を促した。大学選手権はDH制。「攻撃が得意な選手は多い。どう補うか」と、この日代打でデビューし、三塁強襲安打を放った若林や正木ら1年生を候補に挙げて期待した。

 「早稲田に“もっとしっかりやれ”と言われている気がした。胸に刻んで練習したい」と4番・郡司。優勝パレードや祝賀会を終えると、すぐ表情は引き締まった。 (松井 いつき)

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2018年6月5日のニュース