阪神、新助っ人緊急補強も メジャー35発のバルガスら有力候補

[ 2018年6月5日 08:00 ]

阪神が緊急補強のリストに挙げるスイッチヒッターのバルガス
Photo By ゲッティ=共同

 阪神が新助っ人野手の緊急補強に動く可能性が出てきたことが4日、分かった。新たな4番候補として獲得したウィリン・ロサリオ内野手(29)が打率・230、4本塁打、22打点と不振にあえぎ、3日に2軍降格。今後も上がり目が見えないようなら、目下リーグワーストのチーム打率・232、26本塁打、165得点の貧打解消へ、起爆剤獲得の検討に入るもようだ。

 50試合を終え、24勝26敗。かろうじてリーグ3位に付けるが、一進一退の状況が続く。その原因は火を見るよりも明らか。貧打だ。チーム打率・232、26本塁打、165得点は、すべてリーグワースト。打率に至っては、12球団ワーストだ。そこで球団は緊急補強の検討に入った。ターゲットは、打線の起爆剤となりうる新助っ人野手。球団幹部が見通しを立てた。

 「現場が必要とするなら、新たな助っ人の獲得を検討することになるでしょう」

 開幕前には想定できなかった深刻な貧打。その最大の要因は新主砲の不振だ。球団は昨オフ、メジャー通算71本塁打、韓国球界2年間で70本塁打のロサリオを、新助っ人では球団史上最高額となる推定3億4000万円を投入して獲得。金本阪神3年目で最強打線が完成したはずだった。

 だが…。フタを開けてみればロサリオは、外角の変化球を致命的に苦手としており、48試合、打率・230、4本塁打、22打点と低迷。1軍で使い続けても上がり目が見えず、首脳陣はリフレッシュの意味も込めて3日に出場選手登録を抹消した。事ここに至って、球団も緊急補強の検討に入ったもようだ。

 別の球団幹部が「新助っ人の獲得に動く、動かないに関わらず、常にリストアップ作業はしています」と話すように、最悪の事態に備えたリスクマネジメントに余念はない。

 その有力候補と見られるのはケニス・バルガス(ツインズ傘下)だ。16、17年に2年連続2桁本塁打などメジャー通算35本塁打を誇る1メートル95の両打ち一塁手だが、今季は3Aで奮闘中。球団が求める大砲だ。加えて昨オフから候補に入れている一、三塁手のペドロ・アルバレス(オリオールズ)、三塁手のロブ・セゲディン(ドジャース傘下)も動向次第で候補に入ってくる。

 また、あくまで緊急措置で獲得するなら、昨季もロッテに途中加入し、70試合で15本塁打を放ったウィリー・モー・ペーニャ、昨季ソフトバンクに在籍し、2軍戦54試合で打率・272、12本塁打、41打点のカイル・ジェンセン(ジャイアンツ傘下)といった日本球界経験者も、選択肢に入る可能性がある。

 今後もロサリオに上がり目が見えないようなら…。猛虎は緊急補強に舵(かじ)を切ることになりそうだ。

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