内川 王手から15打席目の達成「やっと、やっと打てた、しんどかったな…」

[ 2018年5月9日 20:17 ]

パ・リーグ   ソフトバンク―西武 ( 2018年5月9日    メットライフD )

<西・ソ>2000安打を達成した内川
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 ソフトバンクの内川聖一内野手(35)が9日、メットライフドームで行われた西武6回戦で通算2000安打を達成した。昨年9月8日に阪神の鳥谷敬がDeNA戦(甲子園)で達成して以来、プロ野球史上51人目。

 「4番・一塁」で先発出場。5日のオリックス戦(ヤフオクD)第2打席で1999安打目を放って以降14打席ノーヒットと足踏みしていたが、8回の第4打席で快音を響かせ、金字塔を打ち立てた。

 「やっと、やっと打てた、しんどかったな…というのが今の素直な思いです。まずは、いつも支えてくれる家族、チームのみんな、ファンの皆さんに『本当にお待たせしました、ありがとう』と言いたいですね。試合中なのにお祝い頂いた、王会長と松井稼頭央さんにも感謝です。驚きました。この記録も元々は通過点とすら思っていなかったんですが、これまで達成された方々の名前や、周囲の盛り上がりを見るにつれ、やっぱりすごい記録なんだなと意識するようになりました。達成までの生みの苦しみも充分味わいました…色々ありましたね。すんなりあと一本が打てないあたり、2000本打ってきたとはいえ、僕もまだまだだということです。早くチームのために2001本目を打ちたいです」

 初安打は横浜時代の02年4月24日、中日戦でギャラードから記録。節目の数字まで残り25本として今季に臨み、プロ入り18年目、1800試合目に大台に到達した。

 内川は大分工から00年ドラフト1位で横浜入り。8年目に一塁のレギュラーに定着して初めて規定打席に到達し、自身初の首位打者に。打率・378は、右打者のプロ野球記録となった。10年オフにFA権を行使してソフトバンクに移籍。1年目に打率・338をマークし、40年ぶり2人目となる両リーグ首位打者となった。WBCには09、13、17年と3大会に出場した。

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