広島・高橋大 1軍へ“一発回答”!紅白戦第1打席で豪快3ラン

[ 2018年2月12日 18:46 ]

<広島春季キャンプ紅白戦>2回無死一、二塁、高橋大は左越えに3ランを放つ
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 打った瞬間に本塁打と分かる会心の一撃で沖縄切符をつかんだ。広島の宮崎・日南春季キャンプで2軍スタートだった高橋大樹外野手(23)が12日、1軍に合流。この日の紅白戦でさっそく白組「7番右翼」で先発出場すると、2回の第1打席で中村祐から豪快な3ランを放った。

 「追い込まれていたので三振しないようにと、気持ちでがセンターに向かっていったのがよかった。(そしたら)真ん中付近にボールがきました。めっちゃうれしいです」

 チームは14日に1軍が沖縄へ移動し、春季キャンプの後半を迎える。13日に実戦の予定はなく、この日の紅白戦が事実上の最終テストだった。

 高橋大は第2打席でも四球を選び、結果として全打席で出塁。緒方監督は「そりゃ1軍だよ。一発回答してくれたんだからね」と言い切った。

 先を行く同期に、負けていられない。鈴木誠也と同じ2012年秋のドラフト指名組。当時、龍谷大平安の高橋大がドラ1となり、二松学舎大付の誠也が2位だった。しかし、高橋大がプロで伸び悩むのを尻目に、誠也は開花。大きく水をあけられ、焦りもあった。

 この冬の自主トレでは一念発起し、ソフトバンクの柳田悠岐外野手に弟子入り。打撃のヒントを得て「いろいろ教えてもらいました。自主トレで、これまでにない打球がいくようになった」と手応えを感じてもいた。

 この日の紅白戦での一発も「今までだったら、三振かファウルだった」と“ギータ塾”の成果を強調した。

 第一関門をクリアし、これからが本当の勝負になる。「打つしかない。自分はバッティングがとりえなので。なんでもいいから1軍へ」。過去1軍出場は2試合のみ。ドラ1の意地を見せるのは、ここからだ。 

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