阪神ロサリオ衝撃!初打席初球デビュー弾 本物や2の2、3打点

[ 2018年2月12日 05:30 ]

練習試合   阪神8―0DeNA ( 2018年2月11日    宜野座 )

<神・D>初回2死一塁、左中間に先制2ランを放つロサリオ
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 これは本物や!阪神のウィリン・ロサリオ内野手(28=韓国ハンファ)が11日、練習試合のDeNA戦(かりゆし宜野座)で初回2死一塁で左中間スタンドに来日1号。沖縄キャンプで虎の新助っ人が対外試合デビュー戦の初打席初球本塁打を放ったのは初めてだ。試合も3発が飛び出して8―0の大勝発進。昨年のクライマックス・シリーズで敗れた相手をぼっこぼこにやっつけた。

 虎党が久しく目にしていなかった強烈なライナーが左翼席に突き刺さった。これぞ本物。正真正銘の長距離砲だけが放つことのできる一撃が、ロサリオのあいさつ代わりの『来日1号』だった。

 「初球からどんどん行こうと思っていたので、とてもいい感じでアプローチできたよ。シーズンに向けていい形ができてきているんじゃないかと思う」

 衝撃の一発だ。初めての日本の他球団との試合。先発・飯塚の顔も知らなかっただろう。DHでの出場で守備にも就かず、まだ体が温まっていなくて不思議はなかった。そんな状況で迎えた初回2死一塁の第1打席、初球の140キロを完璧に振り抜いて見せた。

 「積極的に行くことを心がけていた。相手もしっかり準備できた状態で来るので、自分もちゃんと準備した状態でやらないと、と思っている。それが結果に出て良かった」

 宜野座キャンプにやってきた猛虎の新助っ人で、対外試合デビュー戦の初打席初球本塁打は史上初。3回2死一、二塁の第2打席でも初球を中前適時打し、2打数2安打3打点の大暴れで快勝を呼び込んだ。敵将・ラミレス監督も「非常に素晴らしい選手。パワーもあるし、今後は注意していかないといけない」と顔をしかめた。

 来日から約2週間が過ぎ、チームにどんどん適応中だ。昨年まで韓国でプレーしていたため、控え室では藤川らに「アンニョンハセヨー」とあいさつされていじられている。監督、コーチの意見も積極的に聞く優等生ぶりも評判だ。

 「友達をつくるのには言葉は関係ない。まずは相手のことを知ることが大事。僕自身もなるべくみなさんと時間を共有して、いい関係がつくれるようにと今考えている」

 7日の紅白戦が3打数2安打で実戦2試合で計5打数4安打。それでも「まだまだシーズンに向けてたくさんやることがある。精神的にも肉体的にもしっかり準備してやっていく」とどこまでも頼もしい。フリー打撃での柵越えショーはすでに宜野座の風物詩。とんでもない大砲が猛虎に加わった。

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