ヤンキース逆王手!マー中継ぎ待機へ 13年日本シリ―ズ再現だ

[ 2017年10月11日 05:30 ]

ア・リーグ地区シリーズ第4戦   ヤンキース7―3インディアンス ( 2017年10月9日    ニューヨーク )

2回2死、二塁、ヒックスが適時打にダグアウトで拳を突き上げる田中将大(左から二人目)
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 ヤンキースがホームでインディアンスに2連勝。地区シリーズ突破へ、逆王手をかけたジョー・ジラルディ監督は「第2戦の負けはつらいものだったが、今は全く違う気分だ」と胸を張った。

 運命の第5戦は11日(日本時間12日午前9時8分開始予定)。ジラルディ監督は田中を救援待機させる可能性があることを示唆した。「本人と話して決めたい。日本のポストシーズンでリリーフを経験しているのは知っている」。楽天のエースとして13年に巨人との日本シリーズ第6戦で160球を投げ、翌日の第7戦の最終回で救援登板。胴上げ投手となり、球団史上初の日本一へと導いた。

 第5戦先発はサバシア。第1戦先発のグレイも救援待機するが、第3戦で7回3安打無失点、7奪三振とインディアンス打線を最も封じたのは田中だ。守護神のチャプマンら救援陣のフル回転が続き、セットアッパーのベタンセスが不調という台所事情もある。

 田中は92球を投げてから中2日となる。指揮官は「彼の状態がどうなのかが重要」と慎重に判断する考えを示した。この日は屋内で調整し、ベンチで試合を見守っていた右腕はメジャー移籍後初となる救援起用について「まだ何も話をしていないので何とも言えない」と話しつつ「またチーム一丸となって最終戦を取って、次のステージに行けるように」と表情を引き締めた。 (大林 幹雄)

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2017年10月11日のニュース