下園と小杉が引退発表「横浜DeNAベイスターズで選手生活を終わりたかった」

[ 2017年10月11日 16:06 ]

引退を発表したDeNAの下園(左)と小杉
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 DeNAは11日、下園辰哉外野手(32)と小杉陽太投手(31)が今季限りで現役引退すると発表した。

 下園は九州国際大から06年大学・社会人ドラフト4巡目で横浜(現DeNA)入団。「左の代打」として活躍し、12年オフから3年間選手会長を務めるなどチームメートからの信頼も厚かったが、今季は春季キャンプ直前に溶連菌感染症を発症。開幕1軍から外れ、8試合で打率・100に終わった。

 球団を通じて「まずはファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。11年間お世話になった横浜DeNAベイスターズで選手生活を終わりたかった。それが現役引退を決めた一番の理由です。代打で試合に出場する場面、自分の名前がアナウンスされた後、横浜スタジアムのスタンドから聞こえてくる大歓声を忘れることはありません。何度も背中を押していただき、何度も支えられ、そして何度も助けてもらいました。11年間、本当にありがとうございました」とコメントした。

 小杉はJR東日本から08年ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団し、通算86試合で6勝9敗。今季は1軍登板なしに終わった。

 球団を通じて「今シーズン、自分が思い描くパフォーマンスが出せずにいました。木塚コーチから以前『練習に対する準備が大事だぞ』と言われ、これまでは早めに球場に入り準備をしていましたが、今シーズンの途中から気持ちの部分で戦えない感覚があり、その準備を続けることができなくなっていました。今は現役引退という決断に対し、スッキリした気持ちです。小学校6年生のとき、初めてプロ野球の試合を観戦しましたが、その試合が横浜スタジアムで三浦大輔さんが登板したベイスターズの試合でした。それからベイスターズファンになり、憧れの存在になった三浦さんの引退試合にチームメイトとしてグラウンドにいられたことは一番の思い出です。これまで多くの方に応援していただき、ありがとうございました。ファンの皆さんのおかげで、9年間プレーすることができました。また、どこかでお会いできること楽しみにしています!」とコメントした。

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2017年10月11日のニュース