何が…巨人・山口俊に暴行疑惑 30歳誕生日に泥酔、病院で大暴れ

[ 2017年7月19日 05:30 ]

17日に中日の選手と一緒に九州北部豪雨災害への呼びかけていた山口俊
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 巨人・山口俊投手(30)が18日、予告先発となっていた中日14回戦(ナゴヤドーム)の登板を取りやめた。11日未明に飲酒した上で東京都内の病院で扉を壊したり、男性警備員を負傷させた暴行トラブルの疑いが発覚したため。球団は当面は起用を自粛する。フリーエージェント(FA)で今季加入した同投手は、右肩違和感による出遅れで1勝にとどまっている。

 野球賭博問題に続き、巨人球団からまたしても衝撃的な発表が行われた。

 18日の中日戦の予告先発が前日に発表されていた山口俊が、ナゴヤドームに姿を見せることはなかった。球団によると、山口俊が11日未明に東京都内の飲食店で友人と酒を飲み、ガラスで右手甲を負傷。その後、都内病院で扉を壊したり、男性警備員を負傷させた暴行トラブルの疑いが生じたという。

 そこから1週間、山口俊は報告を怠っていたとみられ、球団はこの日午前になって事態を把握。急きょ、先発変更を中日球団、セ・リーグ運営部に申し出た。選手たちには中日戦の試合前にミーティングで伝えられた。

 山口俊は病院を訪れた際、酒に酔った状態だったという。詳細について球団は引き続き調査するとし、試合への起用は自粛する。山口俊は試合前に帰京。19日にも出場選手登録を抹消される。利き手の右手を負傷したことも含め、球団内部からは「意識が低い」との非難の声が出た。

 警視庁によると、巨人が明らかにした内容と同様のトラブルは11日未明に目黒区で発生。病院側と警備員からは器物損壊と傷害の疑いで被害届が出され、受理している。警備員は胸や腰の打撲といい、山口俊との関連を調べる。巨人にとっては再発防止に努めた賭博関連の問題ではないにしろ、再び管理責任を問われそうだ。

 DeNAから今季巨人に移籍。1月中に右肩違和感を訴えた。6月14日のソフトバンク戦で移籍後初登板し初勝利。勝ち星はその1つにとどまる。17日はナゴヤドームで九州北部豪雨災害の復旧支援として、募金活動に参加。出身は九州・大分とあり「少しでも力になれたら」と話した。その後は18日の登板に向け調整していた。

 11日は山口俊の30歳の誕生日。同日の試合前練習には参加し普段と変わらず、メニューをこなしていた。チームは前半戦で球団ワースト記録を更新する13連敗。前半戦最後の9連戦を7勝2敗で乗り切り、チーム状態が上向いた直後のトラブル発覚となった。

 ▼日本野球機構・井原敦事務局長(今後のNPBの対応などは)詳細が分からないので、球団の調査を待ってから。

 ◆山口 俊(やまぐち・しゅん)1987年(昭62)7月11日、大分県生まれの30歳。柳ケ浦で甲子園出場2度。05年高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)に入団。06年6月29日の巨人戦(横浜)でプロ初登板初勝利。09年からリリーフに転向し、14年に先発に再転向。16年に自己最多の11勝を挙げ、オフに国内FA権を行使して巨人に移籍した。通算371試合登板で40勝45敗111セーブ、防御率3・38。1メートル87、97キロ。右投げ右打ち。

 【球界飲酒トラブル】

 ▽伊良部秀輝氏(阪神) 阪神在籍時の04年2月、沖縄・宜野座キャンプ中に深夜の飲食店で男性客と飲酒トラブル。球団は午後11時の門限を破り飲酒していた事実を重視し厳重注意と罰金30万円を科した。

 ▽金本明博氏(元中日) 09年5月、酔って民家のシャッターを蹴って傷つけたとして器物損壊の疑いで山形県酒田市で逮捕。金本氏は07年限りで中日を退団していた。

 ▽大嶺翔太内野手(ロッテ) 09年のドラフト指名後の12月、沖縄県石垣市内の居酒屋で飲酒、補導される。一度は入団が白紙となるが、2週間の停学処分などを経て翌10年1月に入団決定。

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