【千葉】拓大紅陵が4回戦で敗退 元部員逮捕で揺れる中、延長で散る

[ 2017年7月19日 18:54 ]

第99回全国高校野球選手権千葉大会4回戦   習志野4―2拓大紅陵 ( 2017年7月19日    ZOZOマリン )

<拓大紅陵・習志野>習志野に逆転負けした拓大紅陵ナインは、涙をこらえて引き揚げる
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 大会開幕直前に、元部員の売春防止法違反容疑による逮捕で揺れた拓大紅陵が、4回戦でBシードの習志野に延長11回の末に敗れた。澤村史郎監督は試合後、「ご迷惑をお掛けして、申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

 試合は、3、5回に1点ずつを取って2点をリード。2―1で9回を迎えたが、好投のエース・大宅健介(3年)が満塁で痛恨の押し出し死球。土壇場で同点に追いつかれ「(2ストライクに追い込んで)あと1球で勝ちだと思ってしまった。力が入ってしまった」と悔やんだ。

 元部員の逮捕により、今大会の出場は認められたものの、日本高野連の処分は保留されたまま。つらい状況の中で選手は精いっぱいの力を出した。元ヤクルトの博文氏を父にもつ度会(わたらい)基樹主将(3年)は「この状況下で応援してくださった全ての方に感謝したい」と話し、澤村監督は「苦しい中、多大な迷惑を掛けた中で、選手はできる範囲でよくやった」と話した。

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2017年7月19日のニュース