広島 またまたトラに止められた 新井は清原氏に並ぶ通算2122安打

[ 2017年4月15日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2―4阪神 ( 2017年4月14日    甲子園 )

<神・広>4回1死二塁、新井は中前適時打を放つ
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 怒濤(どとう)の進撃がついに止まった。首位を走る広島が阪神に敗れ、連勝は10でストップ。開幕戦で敗れたメッセンジャーに返り討ちを食らったが、新井が通算安打数を2122安打とし、歴代25位の清原和博氏に並んだ。

 「最後(9回)は粘れた。またあしたから一試合一試合、しっかりやるだけ。(自分の)打撃の状態は変わりないよ」

 背番号25がまた一つ、レジェンドの階段を上った。3点を追う4回1死二塁。中前へ抜ける適時打を放った。「1点ずつという気持ちでコンパクトにいった」。この安打で清原氏に並んだ。

 ただ、個人記録には関心がない。「自分ではピンとこない」。40歳の頭にあるのは連覇、そして日本一のみ。現在、リーグ2位の打点14をマークしており、自身の掲げる目標に向かってけん引している。

 4月の10連勝以上は今季で3度目だが、84、89年に続き今回も阪神に止められた。開幕戦となった3月31日の阪神戦(マツダ)以来、約半月ぶりの敗戦となる2敗目。それでも緒方監督は「この試合を生かして戦っていく。あしたが大事」と前を向いた。再び2位・阪神を突き放してみせる。

 ≪通算4500敗目≫広島は開幕戦の3月31日阪神戦(マツダ)以来の敗戦。4月1日から1分けを挟んで続いていた連勝が10でストップ。リーグVした昨季の最多11連勝(6月14〜29日)にはあと1歩届かなかった。チームはこれで通算4500敗目。プロ野球8球団目で、初黒星は50年3月10日、西日本とのシーズン開幕戦(平和台)。

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2017年4月15日のニュース