開幕5連勝も…巨人 サヨナラ5連敗で貯金消えた 攻守でミス

[ 2017年4月15日 08:00 ]

セ・リーグ   巨人2―3中日 ( 2017年4月14日    ナゴヤドーム )

<中・巨>延長12回2死二、三塁、ゲレーロにサヨナラ打を打たれた宮国はガックリと引き揚げる
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 巨人は今季初のサヨナラ負けで5連敗。開幕5連勝でつくった貯金は、12試合目で早くもなくなった。前夜は1点リードの9回に7失点し、この日は引き分け目前の延長12回から3連打を浴びた。

 高橋監督は「みんな(連敗を止めたいと)そう思って必死にやっている」と淡々と振り返り、悔しさを押し殺した。

 攻守のミスで流れを手放すシーンが目立った。0―0の7回には二塁手・中井が一塁へ悪送球する間に先制点を許す。直後の8回に中前適時打を放った中井だが「その前に守備で迷惑をかけているので、ヒット1本では…」と猛省するしかなかった。

 打線は先発の大野に11三振を喫しながら8回に同点とし、今季初の延長に持ち込んだ。延長では毎回走者を出しながら、12回無死一塁でも重信がバントを失敗し、空振り三振。村田ヘッドコーチも「いい試合をしてもミスをしたらアカン。ミスが多い」と苦言を呈す。6番・長野は5打数無安打4三振とブレーキ。打率は・156まで下がった。高橋監督は「なかなか結果が出ない。アイツだけの責任ではないけど、力がある選手だから何とかしてくれないと」と奮起を促した。

 投手陣は同点の8回からマシソン、カミネロがそろって2回無失点の好投を見せたが、12回に登板した宮国が踏ん張れなかった。引き分けが濃厚だった場面から、最後はゲレーロに左前打を浴び、「打たれた球は全部甘かった。マウンドに上がった以上は抑えないといけない」と唇をかんだ。

 4時間1分の死闘の末、手痛い黒星。それでも指揮官は「選手は一生懸命やっている。明日は切り替えてやっていくしかない」と前を向いた。 (川島 毅洋)

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