メッセ「ハッハッハッ!」コイ料理で全2勝!開幕戦に続き連勝止めた

[ 2017年4月15日 08:10 ]

セ・リーグ   阪神4―2広島 ( 2017年4月14日    甲子園 )

<神・広>6回1死一塁、丸を遊ゴロ併殺に仕留めたメッセンジャーはガッツポーズ
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 昨季王者の破竹の進撃を止めたのは、またも阪神・メッセンジャーだった。7回6安打1失点の快投で、3月31日の開幕・広島戦(マツダ)に続く2勝目。敵軍は開幕2戦目から10連勝しており、まだ2つしかない今季の黒星をいずれも猛虎のエース助っ人が付けて見せた。

 「ハッハッハッ!本当にチームメートのおかげだよ。最初の試合はあれだけ点を取ってくれたし、今日も点を取って、しっかり守ってくれた」

 セ・リーグで広島に勝った投手が自分だけという痛快な状況に、笑顔全開で仲間に感謝した。好調・鯉打線に何度も走者を出されても、要所を締めて失点は4回の新井の中前適時打のみ。当初は13日のDeNA戦(横浜)の予定だったが、11日の同戦が雨天中止。1日スライドする形で任された3連戦初戦で、仕事を完璧に果たした。

 「横浜がなくなって、広島になった瞬間に切り替えた。連勝中なのは分かっていたし『じゃあ、オレが止めてやるぜ』という気持ちで行った」

 過去2回の先発が6回途中で降板する不本意な内容だったため、この日は気分を一新。スパイク、ソックス、パンツを全て新品にして臨んだ。その効果もあり?7回まで投げきってマテオにバトンをつないだ。

 来日8年目で虎投の大黒柱というイメージがすっかり定着。野球専門誌「週刊ベースボールマガジン」誌上で、12日発売の今週号からコラム「Messe’s Road」がスタートした。来年で創刊60周年を迎える同誌で、外国人選手が定期コラムを持つのは初めて。担当者は「これまで何回かインタビューした中で、野球の考え方が面白いと思ったので。8年目になっても活躍し続けることができる理由や、リリーフから先発転向したことについて、日米の野球の違いなどを語ってくれたらと思っています」と期待した。

 「首位、2位対決」の初戦を制し、相手の大型連勝をストップさせた価値ある1勝。クラブハウスに引き上げる大きな背中が、いつにも増して頼もしく見えた。(山添 晴治)

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