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ダル 完全復活1勝 4年ぶり空振り20個「厳しくいけた」

ア・リーグ   レンジャーズ8―3エンゼルス ( 2017年4月13日    アナハイム )

<エンゼルス・レンジャーズ>7回を5安打無失点で今季初勝利を挙げたダルビッシュ(AP)
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 レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が13日(日本時間14日)、今季3試合目の先発となったエンゼルス戦でシーズン初勝利を挙げた。7回103球を投げて5安打無失点、10奪三振の快投。ノーラン・ライアンの球団記録にあと5度と迫る29度目の2桁奪三振をマークした。4年ぶりに1試合20個以上の空振りを奪うなど、右肘手術からの完全復活へ、進化を示す圧巻の内容だった。

 8点リードの6回1死一、三塁。ダルビッシュは6番メイビンを、1ボールから外角低めのカットボールで狙い通りの二ゴロ併殺に封じた。グラブを叩いて喜び「こういうところで1点、2点取られると後半に厳しくなったりする」と納得顔。完璧に抑えることにこだわり、実行した。

 試合前の時点でア・リーグトップのチーム打率・282をマークしていたエ軍は、右打者を7人並べた。背番号11は臆せず、序盤に内角ツーシームを多投し「エサ」をまいた。「最初の方、かなりツーシームで厳しくいけた。嫌なイメージがあったのか、外のスライダーも振ってきた」。中盤以降、外角へのスライダー、カットボールがより生きた。メイビンにも4回、内角のツーシームで2球ファウルを打たせた上で外角スライダーで空振り三振に斬っていた。

 奪った空振りは20個。過去2試合の6、11から大幅に増えた。米データサイト「ブルックス・ベースボール」によれば、最後に20以上を記録したのはア・リーグ奪三振王に輝いた13年の9月。15年3月に右肘のじん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けて以来初めてで4年ぶりの大台だ。ジェフ・バニスター監督は「速球で内角を攻めることでベースの反対側(外角)に不動産を買い足していたね」と、内外角をいっぱいに使った投球を独特の表現で称えた。

 元来は内角攻めを徹底するタイプではなく、昨季加入した正捕手ルクロイも以前「ユウは内角攻めは好きではなかった。でも、いい打者には内角も攻めることで、より安定した投球ができる」と評した。しかし、右腕は引き出しを増やすべく今オープン戦や開幕戦で、ツーシームにより角度が付くプレートの一塁側を踏んでの投球も試した。内角攻めの意識があってこその10奪三振だった。

 6回終了時に96球に達したが、志願して7回も続投。不調の救援陣の負担を減らした。今季3戦目で手にした初勝利は「キャリアで初めてなわけではないので、特に気にしていない」とクールに受け止めた。期待されているのは、サイ・ヤング賞級の活躍による完全復活。この日の圧倒的な投球は、十分にそれを予感させるものだった。(アナハイム・奥田 秀樹通信員)

 ≪野茂にあと2 29度目2桁K≫ダルビッシュはメジャーでは29度目の2桁奪三振でメジャーの日本選手最多の野茂英雄にあと2と迫った。日米通算では81度目で野茂英雄(101=日70、米31)に次ぐ多さ。日本球界では金田正一の103が最多。大リーグ通算はノーラン・ライアンの215を筆頭に、ランディ・ジョンソン(212)、ロジャー・クレメンス(110)、ペドロ・マルティネス(108)が100度以上を記録している。

[ 2017年4月15日 05:30 ]

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