松井秀喜氏、臨時コーチとしてヤ軍キャンプ合流 マー君に「期待」

[ 2017年3月25日 05:30 ]

 ヤンキース、巨人などで活躍した松井秀喜氏が24日(日本時間25日)、フロリダ州タンパで行われているヤンキースのキャンプに臨時コーチとして合流した。主にマイナーチームを巡回して指導するヤ軍のGM特別アドバイザーを務めており、キャンプの臨時コーチは田中将大が入団した14年から4年連続となる。

 松井氏はケージ裏からフィリーズとのオープン戦に備えたフリー打撃を見守るなど、練習着姿で後輩たちを見守った。通訳は伴わず、首脳陣やOB、相手のフ軍に在籍するエンゼルス時代の同僚ケンドリックらとは直接コミュニケーションを取り、旧交を温めていた。

 15年にGM特別アドバイザーに就任後、シーズン中は3Aスクラントンや2Aトレントンなどに足を運び、マイナー選手の指導を行ってきた。大幅に若返ったヤンキースはサンチェス、ジャッジら松井氏の助言を受けてきた選手も多い。スクラントンは昨季3A優勝を飾り、試合前にはそのチャンピオンリング授与式が行われた。「今までとはガラッとメンバーも変わると思うので。どういうシーズンになるのか、見守りたいと思います」と新生ヤ軍に期待した。

 3年連続の開幕投手に指名された田中ともあいさつを交わした。「もちろん同じ日本人として常に期待しています」とエースとしての地位を固めつつある右腕への期待も口にした。チームは松井氏がMVPに輝いた09年の世界一を最後にワールドシリーズ進出がなく、最近4年間では3度もプレーオフ進出を逃している。田中の活躍は優勝には不可欠だが「もちろんそれだけではダメでしょう。全員の活躍がないと無理だと思います」と結び、チームの巻き返しを願っていた。

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2017年3月25日のニュース