東海大福岡・安田 右横手で翻ろう 粘投実るサヨナラ勝ち

[ 2017年3月25日 05:30 ]

第89回センバツ高校野球・第5日   東海大福岡2―1神戸国際大付 ( 2017年3月23日    甲子園 )

<東海大福岡・神戸国際大付>東海大福岡・先発の安田
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 エースの粘りの投球が東海大福岡にサヨナラ勝ちを呼び込んだ。1―1の9回に相手の失策で決勝点が転がり込み、4安打1失点の完投が報われた安田は「甲子園の長い歴史に自分の名前を残せる」と感激に浸った。

 右横手から、神戸国際大付を翻ろうした。基本となる外角への直球が決まるのは「好調のバロメーター」。おかげで組み立てが容易になり、得意のシンカーを生かすことができた。2回に先制の適時打を許したが、昨秋の九州大会も接戦続きで動揺はなかった。丁寧にコーナーをつき、わずか95球。三振はゼロで、フライアウトは16を数えた。

 東海大福岡にとっては、東海大五の校名で初出場して2回戦まで進んだ1985年以来の勝利。32年ぶりの白星をもたらしたエースは「32年前の1勝を超えるのが目標だった」と笑顔だった。

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2017年3月25日のニュース