和田、4度目開幕投手へ万全 OP戦3勝&防御率0・64

[ 2017年3月25日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク4―1広島 ( 2017年3月24日    ヤフオクD )

<ソ・広>ソフトバンク先発の和田
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 4度目の開幕投手を務めるソフトバンク・和田はオープン戦の最終登板を4回2安打無失点。昨季のセ王者・広島打線に三塁を踏ませなかった。

 「直球は高かったし、チェンジアップは抜けた。粘られていたので安易にストライクを取りに行かないように投げた」

 立ち上がりはコントロールに苦しみ、4回で73球を要し、予定より1イニング早く降板した。だからこそ本番を想定し、細心の注意を払った。「140キロ出ていたし、スピードは上がってきていた」。この日、最も手応えのある直球を軸に据え、2回は小窪、エルドレッド、石原をすべて直球で3者連続三振。5三振中4個までが直球と修正力でゼロを並べた。

 「(シーズンは)良くない中でどうするかなので、良かったですよ。球数が増えたとしても先発はその中でどうするかだからね」と工藤監督。昨季15勝をマークした左腕の意図をくみ、信頼度はさらに増したようだ。

 「変化球を使えれば球数はもっと減らせる。修正はできる範囲ですね」と和田。70〜80球に投球数を設定したのは中6日で上がる31日の開幕戦(対ロッテ、ヤフオクドーム)へ万全の体調に整えるためだ。1週間で、この日の課題をつぶす青写真を描けているようだ。

 オープン戦3試合で14イニングと規定投球回には達しなかったが、防御率0・64で3勝は両リーグトップタイ。「1年間、ケガなく投げたいですね」。日本一奪回への先陣を務める男の表情は明るかった。 (福浦 健太郎)

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2017年3月25日のニュース