智弁学園 指揮官悔やむバント失敗「あれで後手後手に」3校目の連覇ならず

[ 2017年3月25日 16:49 ]

第89回選抜高校野球大会2回戦   智弁学園1―5盛岡大付 ( 2017年3月25日    甲子園 )

<盛岡大付・智弁学園>智弁学園先発の松本
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 史上3校目のセンバツ連覇を目指した智弁学園(奈良)だったが、盛岡大付(岩手)の先発左腕・三浦瑞の前に自慢の打線が4安打と封じられ、8強入りを逃した。

 5回まで互いに1安打無得点と息詰まる投手戦。智弁学園は0―0で迎えた6回、先頭の1番・福元が四球で出塁したが、続く2番・加堂の送りバントが三塁への併殺打となって先制に失敗すると、その裏に力投を続けていた右腕エース松本が2死走者なしから連続二塁打を浴びて失点。7回と8回にも失点を重ね、5点を追う9回に無死満塁から代打・高塚の遊ゴロで1点を返すのが精いっぱいだった。

 小坂監督は「相手の三浦投手はチェンジアップが良かった。太田、福元に対してはチェンジアップを捨てさせるという指示ができなかった。指示の甘さも感じている」と4打数無安打に終わった主砲・太田と3打数1安打の1番・福元への自身の指示について悔いが残ることを告白。「中盤からいつもはもっと攻撃できるが、バントの失敗があって、あれで後手後手になってしまった。流れを向こうにやってしまった。ただ、松本が我慢強く投げたことは収穫です」と淡々と振り返った。

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2017年3月25日のニュース