“鬼の福良”再び T―岡田にも代打「左に悪いからね」

[ 2017年3月25日 06:34 ]

オープン戦   オリックス0―2阪神 ( 2017年3月24日    京セラD )

球審に選手交代を告げる福良監督
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 オリックス・福良監督が非情采配を予告した。8回に阪神2番手として左腕の岩崎が登場した場面でT―岡田に右打者の宮崎を代打起用した采配について「シーズン中でも、あり得ますよ。左に悪いからね。最後まで出てほしい選手だけど、チームとして勝つために確率の高い方を選ばないとね」と言い切った。

 今春キャンプで幾度も見せた“鬼の福良”が開幕を1週間後に控えて一瞬、顔をのぞかせた。123試合に出場して打率・284、20本塁打、76打点だった昨季は一度もなかったT―岡田への代打策をオープン戦最終盤で断行。生え抜きで期待を寄せる主軸といえど、左腕に対して苦手意識を払しょくできない場合には配慮しない方針を明確に打ち出した。

 今春オープン戦では右投手に24打数6安打で打率・250、1本塁打、左投手に19打数4安打で打率・211。数字以上に内容へ厳しい評価を寄せた。昨季最下位からの逆襲への本気度を示す鬼予告。T―岡田は「内容も結果も出てないですが、悔しいし、自分に腹が立つ。こういうことがないように、しっかりやっていきたい」と奮い立った。(湯澤 涼)

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2017年3月25日のニュース