上原 カブスと1年5億1300万円合意 WBC出場へ前進

[ 2016年12月10日 05:30 ]

カブスと契約合意した上原
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 レッドソックスからFAとなった上原が8日(日本時間9日)、今季ワールドシリーズを制したカブスと年俸450万ドル(約5億1300万円)の1年契約で合意した。近日中に渡米し、身体検査を経て正式契約を結ぶ。

 今季30球団最多の103勝を挙げたカ軍は守護神の左腕チャプマンがヤンキースにFA移籍したものの、ロイヤルズとのトレードで抑え候補の右腕デービスを獲得。セットアッパー陣も抑え経験のあるロンドンとストロップがいるが、いずれも右腕で左打者に強い投手を探していた。上原も右腕ながら、今季の被打率は右打者の.253に対し、左打者が.139とチームの求めている条件にフィットする。

 移籍先が早く決まったことで、来年3月のWBCに出場する侍ジャパン入りの可能性も広がった。3日に「所属先が決まらないことにはどうにも動けない」としつつも「条件が整えば」と前向きな姿勢を示してきただけに、守護神不在の侍ジャパンにとっては朗報だ。2大会ぶりの世界一奪回を狙う侍ジャパン、そしてワールドシリーズ連覇を狙うカ軍でともに世界一を狙う原動力となる。

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