荒川氏通夜 400人が別れ惜しむ、王氏「ただただ感謝するのみです」

[ 2016年12月10日 20:28 ]

荒川博氏の通夜に参列した王貞治氏(左)と長嶋茂雄氏
Photo By 共同

 元プロ野球巨人コーチで、4日に86歳で死去した荒川博氏の通夜が10日、東京都中野区の宝仙寺で営まれ、王貞治氏、長嶋茂雄氏ら約400人が別れを惜しんだ。

 荒川氏からマンツーマンで指導され「一本足打法」を習得した王氏は「朝から夜まで、時間があればバットを振っていた。荒川さんが身を削って、私に伝えてくれた。一人ではできなかった。ただただ感謝するのみです」と故人をしのんだ。指導は野球界だけにとどまらず、女子ゴルフの上田桃子選手にもアドバイスを送っていた。亡くなる4日も一緒に練習する予定だったという上田選手は「終始、優しい方だった。今までの人生であんなに情熱的な方にお会いしたことがない」と声を落とした。

 葬儀・告別式は11日午後1時45分から宝仙寺で行われる。

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