菅野 2・5ミリのこだわり WBC仕様スパイク左足のみ大きく

[ 2016年12月10日 10:05 ]

前田(右)とグラブについて話す菅野
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 2・5ミリで世界を制する。巨人・菅野が来季、WBC仕様スパイクを着用することが9日、分かった。

 「ミズノ ブランド アンバサダーズ ミーティング」に参加し、今季は両足ともに28・25センチだったスパイクを、左足のみ2・5ミリ長い28・5センチに変更して発注した。侍ジャパン選出は確実で、ミリ単位の気配りで世界一奪還を目指す。

 「WBCで投げるとなると硬いマウンドのことを考えないと。硬いマウンドだと指先に負担がかかりますからね」

 きっかけは8月の左足親指の爪を剥がした負傷だ。「以前から左足先に負担がかかる方だった」。踏み出す足の負担を減らすことが最大の目的。加えて、WBCでベスト4に残れば上がることになる米国の硬いマウンドを念頭に置いた。国内のマウンドも硬いものが増えてきていることも、理由の一つだった。

 スパイクの他、ネービー系だったグラブの色を「ローズブラウン」という茶系へ変更。「何かこう…落ちるイメージ」というネービー、黒星を連想する黒などを避け、新色の相棒を携える。会場ではドジャース・前田とも対面。「真っすぐとスライダーの投手で同じ。(WBCで使う)ボールの対策だったり、お話ができた」と金言を得た。

 「侍」の一員として世界一への強い思いを持ち続ける。左打者対策で新球のチェンジアップにもトライする意向。「しっかり追い込んでばっちり仕上げたい」。大目標に向けた用意は周到だ。 (春川 英樹)

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