一緒にトレード移籍の新垣引退…ヤクルト山中「僕だけ残って寂しい」

[ 2016年12月10日 08:40 ]

ヤクルトの山中
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 ヤクルト・山中浩史投手(31)が現役引退を決めた先輩の分まで投げ続けることを誓った。9日に都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円増の年俸4100万でサイン。

 その会見の場で新垣渚氏(36)の現役引退について触れた。新垣氏とは、ともに14年7月にソフトバンクからトレードで移籍した間柄。「僕はバーター的な感じで来て…。僕だけが残って、寂しい気持ち」と思いを語った。

 11月末に投手会ゴルフの際、車に同乗。「あと10年頑張れ。お前だったらやれると言われました」と声をかけられた。今季はローテーションを守って22試合に登板し、6勝12敗だったサブマリン右腕は、来季に向けて「2桁(勝利)を目安としてやっていけたら」。先輩の思いも背負い、キャリアハイを目指す。

 4月に故郷・熊本で震災が起き、現在でも復興は道半ば。詳細は未定ながら「野球を通じて何かできれば」と、本拠地・神宮に復興シートを設けるなどして地元支援に乗り出す考えだ。

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