高山 2年目も新人王スタイル継続 グラブもバットも

[ 2016年12月10日 05:30 ]

「ミズノ ブランド アンバサダーズ ミーティング」 ( 2016年12月9日 )

関係者と自身のバットについて話し合う高山(右)
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 阪神・高山俊外野手(23)が9日、大阪市内のミズノ本社で開催された「アンバサダーミーティング」に初参加し、来季へ向けてバットやグラブなどを変更しないことを確認した。「基本的には形は変えません」と新人王に輝いた今季スタイルの継続を強調。同じ相棒たちとともにレギュラー死守を期す2年目へ挑む。

 今季のセ・リーグMVPに輝いた広島・新井、ドジャース・前田らミズノ社と契約する球界を代表する選手たちが集結した会議に高山が初参加した。真剣なまなざしで野球道具に熱視線を送り、担当者らと積極的に意見を交わした。他の一流選手たちが使用するバットやグラブなども陳列棚に並び、実際に手に取って感触を確認。出した答えは“不変”だった。

 「手袋のデザインを変えるぐらいです。あとはグラブやバットなどの形は変えるつもりはありません。また、(形を)変えるのも勇気が必要なんで。何かを変えることはまだ考えていません」

 入団1年目の今季はドラフト1位入団の肩書を裏切らない堂々の活躍を演じた。134試合に出場して打率・275、8本塁打、65打点。136安打で球団の新人最多安打記録も塗り替えた。奮闘が認められる形で阪神では07年の上園啓史以来9年ぶり8人目の新人王を獲得。来季以降のさらなる活躍を期待され、大手スポーツメーカーのミズノ社と来季からのブランドアンバサダー契約を結んだ。

 「実際に道具を作ってもらっている人と話をしていろいろなことが分かりました。本当にありがたいです。ファンの方もそうですけど、こうやって道具を作って頂いている方のためにも、いい成績を出していきたい」

 今回の会議は用具製作を担当する熟練の技術を誇る職人と接する貴重な機会ともなり、2年目のジンクス打破を期す来季へ向けた新たな動機づけにもなった。バットやグラブなど用具類は“新人王スタイル”を継続。慣れ親しんだ相棒とともに真のレギュラー定着へ突き進む決意だ。 (山本 浩之)

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