中日・小笠原 吉見から“エース道” 直球投げないと「お前じゃない」

[ 2016年10月12日 05:30 ]

高橋からもらったというパーカーを着て報道陣に対応する小笠原
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 中日の小笠原慎之介投手(19)が11日、吉見から「エース道」を注入されたことを明かした。全体練習は休日だったがナゴヤ球場を訪れ、数日前に吉見と初めての食事会が開催されたことを吐露。

 初勝利まで12試合を要し今季2勝6敗に終わったルーキーにとって、通算80勝で同勝率も6割を超える吉見は憧れの存在で、右腕から強調されたのは直球の重要性だった。「いい真っすぐを持っているから使っていきなさい」と説かれたという。

 この言葉で悔しい被弾も糧になった。8月27日広島戦で、1点ビハインドの6回に鈴木に真っすぐを左中間スタンドに運ばれた。吉見は「あそこで変化球を投げたら、お前じゃない。甘くなったのはダメだけど」と直球勝負を理解し、左腕に精度向上を求めたとのこと。過去の助言も「書いています」と「吉見の教え」もつづりながらエースへの階段を上がっていく。 (水口 隆博)

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2016年10月12日のニュース