大谷 打って投げて!プロ入り初の送りバントも「勝負所と思って」

[ 2016年10月12日 21:22 ]

パ・リーグCSファイナルS第1戦 ( 2016年10月12日    札幌D )

<日・ソ>6回無死一塁、犠打を決める大谷
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 日本ハムの大谷翔平投手(22)がクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ第1戦に「8番・投手」で先発。CSファーストSを勝ち上がったソフトバンク相手に7回を1安打無失点、6奪三振の力投で勝利投手となった。

 「序盤は捉えられる打球も多かったが、ダイさん(陽)のプレーとかに助けられた」

 162キロ6球を含む160キロ台を17球マークする力投だった。中盤以降はフォークを多用し、相手を幻惑するなど、許した走者は2四球と4回に内川の左翼線二塁打の3人のみに抑えた。

 打っても0―0の5回に中前打で中田の2ランなど一挙6点の猛攻をお膳立て。「勝負どころと思って1球目から打ちにいきました。(大量援護に)楽に投げさせてもらった」とチームメートに感謝。得点にこそ結びつかなかったが、6回にはプロ入り初の犠打を決めた。リアル二刀流で臨んだ大一番に、投打で勝利に貢献した。

 重圧のかかる初戦で見せた活躍。リーグ優勝はアマ時代を合わせて自身初の優勝だったこともあり「たまたまです。もともと弱かったから。それが役に立っているのと、使ってもらってるので何とか頑張りたかった」と振り返る。

 リーグ優勝のアドバンテージ1勝と合わせ2勝無敗とした日本ハム。過去2勝0敗のチームはセパ18チーム全てが日本シリーズに駒を進めており、突破率100%の幸先いいスタートとなった。大谷は第2戦以降も打者での登場が有力。「打席で(第2戦先発の)増井さんを援護できるように頑張りたい」とフル回転を約束した。



 

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