ソフトB 完全復調気配の柳田で大谷の立ち上がり叩く

[ 2016年10月12日 05:30 ]

パ・リーグCSファイナルS第1戦 ( 2016年10月12日    札幌D )

気合の入った表情でロングティーを行う柳田
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 力強い弾道が戻ってきた。ソフトバンクの柳田はフリー打撃で持ち前のフルスイングを繰り返し、広い札幌ドームで44スイング中10発の柵越えを放った。

 「(打撃の状態は)変わんないっす。いつもと一緒」。そう淡々と話したが、打ち損なった時の口癖である地元の広島弁「いけん」が減った。調子が上向いてきたことを物語っていた。

 9月1日西武戦(西武プリンス)で右手薬指を骨折した。同21日からの日本ハムとの首位攻防2連戦(ヤフオクドーム)に出場できず、チームは2連敗。最大11・5ゲーム差を逆転されてリーグ3連覇を逃し柳田不在が大きく響いた。復帰したロッテとのファーストSでは2試合で8打数無安打も、工藤監督は「試合に出ていない中での2試合。良くなってきたと思うよ」と完全復活を予感している。

 ファイナルSの行方を大きく左右する大谷攻略。指揮官は「そうそう点は取れない。立ち上がりじゃないか」と頭を巡らせる。制球が定まりにくい初回に攻め込む。3番の柳田は「準備はしっかりした。目の前の戦いだけ」と闘志を燃やした。

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2016年10月12日のニュース