「2年前とは全然違う」誠也 5番任せろ「楽しみたい」

[ 2016年10月12日 05:30 ]

セ・リーグCSファイナルS

居残り特打で大飛球を放ち、「いけ!」と笑顔で叫ぶ鈴木
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 本拠地で迎え撃つ広島の鈴木は「楽しむ」という言葉を繰り返し、緊張感を感じさせなかった。「ファーストSを見て雰囲気が楽しそうだなと思った。いつも通り楽しみたいです」。受けて立つ王者には、より「負けられない」意識が働きがちだが、22歳には無縁だ。

 14年10月12日の阪神とのファーストS第2戦(甲子園)では「7番・右翼」で初のスタメン出場を果たし、5打数無安打だった。「2年前とは全然違う。やってきたことを信じてやる」。今季はリーグ2位の打率・335に、29本塁打、95打点をマーク。数字が気持ちのゆとりを生み、若さの特権である「楽しむ」発言につながる。石井打撃コーチは「5番は誠也(鈴木)」と明言し、軸として期待を寄せた。「マツダでは独特な雰囲気になると思うので楽しみです」と鈴木。走攻守での躍動を予感させる笑顔で、決戦を心待ちにした。

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