楽天 元ソフトB李大浩獲り 出場機会求め移籍希望、争奪戦に発展か

[ 2016年10月12日 05:30 ]

マリナーズの李大浩(AP)
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 楽天が昨季までソフトバンクに所属し、今季はマリナーズでプレーした李大浩(イ・デホ)内野手(34)の獲得に向けて調査していることが11日、分かった。

 長打力不足の解消のため、韓国の大砲に白羽の矢を立てる。

 梨田新監督を迎えて2年連続最下位からの逆襲を狙った今季は62勝78敗3分けで5位。来季の課題は多いが、長打力不足の解消は急務だ。アマダーやペゲーロら新外国人がレギュラーに定着した8月以降は本塁打を量産したが、101本塁打はリーグ4位、544得点は同5位に終わった。

 李大浩は韓国通算216発、日本でも昨季までの4年間で98発を量産した右の大砲。今季は夢だったメジャー挑戦を実現させ、マリナーズと1年契約を結んだ。マイナー契約からはい上がり、104試合で打率・253、14本塁打、49打点の成績を残した。しかし、先発出場は70試合で、スタメンは主に相手の先発が左腕の場合に限られた。

 李大浩は今季終了後に母国の韓国メディアに対し「(来季は)主戦として機会を与えてくれるチームに行きたい。どこの舞台になろうと待遇を受け、ゲームに出ないと成績を出せない」と語っていた。日本行きを決断すれば古巣のソフトバンクを含めた複数球団の争奪戦に発展する可能性もあるが、他球団に負けない条件を提示する方針。9月にオーナー会議に出席した三木谷浩史オーナー(51)も「できるだけ補強して来年に優勝争いができるよう頑張ってもらいたい」とサポートを約束していた。

 李大浩を獲得すれば来季も残留が濃厚なウィーラー、ペゲーロらと強力な打線を組むことができる。球団はFA権を保有する西武・岸、日本ハム・陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)の調査も同時に進めている。大型補強を行って、来季は13年以来となる4年ぶりの優勝を狙う。

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