パイオニア連覇 松田は準決勝完投に好救援 MVPは伊藤主将

[ 2016年4月21日 05:30 ]

<リコー・厚木事業所VSパイオニア>優勝し赤坂監督を胴上げするパイオニアナイン

スポニチ後援白龍旗争奪野球最終日・決勝 パイオニア7―4リコー・厚木事業所

(4月20日 東京ドーム)
 準決勝2試合と決勝が行われ、決勝では前年度優勝のパイオニアが、7―4でリコー・厚木事業所(光学)を下して、2年連続6度目の優勝を飾った。優勝チームには白龍旗などが贈られ、最高殊勲選手賞にはパイオニア・伊藤貴大主将(25)が選ばれた。

 2連覇が決まると、エース右腕・松田を中心にパイオニアナインの歓喜の輪が広がった。宙に舞った赤坂恵一監督は「一戦ずつ全力を尽くした結果です」と頬を緩めた。

 3―3の8回1死三塁で伊藤が左中間へ一時勝ち越しの適時三塁打。直後に同点とされ、試合開始から2時間半が経過。特別ルールで無死満塁からの攻撃となった9回に奮起した打線が3点を奪って熱戦にケリをつけた。準決勝でも5回に同点ソロを放った伊藤はMVPを受賞。立正大1年時に明治神宮大会を制した男は「しっかり振ったことで結果につながった」の言葉に実感を込めた。

 準決勝で2失点完投した松田は9回を3者凡退と好救援。決勝まで40分間しかないハードスケジュールにも「気持ちで内角に投げ込んだ」と振り返った。伊藤は「常に挑戦者の気持ちで、国体と天皇杯も優勝を目指したい」とさらなる高みを見据えた。 (青木 貴紀)

 ▽決勝
パイオニア
 010 101 013―7
 002 010 010―4
リコー・厚木事業所
 ※9回は特別ルール

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2016年4月21日のニュース